繰上げ返済はすべきか?
結論から言いますと、繰り上げ返済はすべきではない、と個人的には考えます。
何故って?
完済前に支払い者が死んだら、繰上げ分がもったいないから。
住宅ローンって、団体信用生命保険(通称:団信)っていうのがセットになってるんですね、だいたい。というか、加入が融資条件になってるところがほとんどです。
この生命保険、支払い者が亡くなったら、その保険金で住宅ローン残債を処分してくれる、というものです。
つまり、死んだ時点で家のローンが消えて、家族はタダでその家に住み続けられるわけです。
コレは大きいですよ。賃貸ではこうはいかない。
生命保険料がおりても、毎月の家賃支払いは止まりません。
で、話をもどすと、死んだ時点で『その時点でのローン残債がチャラ』というところがミソ。
仮に、頑張って500万くらい繰り上げ返済した時点で死んだとします。
家のローンは繰り上げしてようがしてまいが、残債が全部チャラです。
その500万、繰上げせずに貯金してれば、遺族の手元に残せるんですよね。
あと、手元に貯金残しておけたら何かあったときに安心ですしね。
利息がもったいないじゃん!と、どうしても気になる方は、預金連動型、というローンもあります。ローン残高のうち、預金残高分にはローン金利が一切かかりません。お金を手元の預金に残したまま、繰り上げ返済と同じ効果が得られるというもの。東京スター銀行が有名ですね。
ただ、ここの銀行はもともとの利率がちょっと高めなので、コレがいいかどうかは人によると思います。
審査がユルめなので、過去に家を買ってローン返済中の方は借り換えローンに検討してみてもいいかもしれません。
あくまでも個人的な考えです。
多分ファイナンシャルプランナーとかには一蹴されそうだけど、考え方の一つとして。
自分は落とした時のリスクを考えて常に3か月定期券しか買わない人間です。
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