「坪単価」ってよく聞きますよね。
家を建てるって言うと、「坪いくらだった?」とかよく聞かれると思います。(特に年配の方)
この『坪単価』と言う考え方はやめてください。
何の目安にもならないので。
というのも、ハウスメーカーによって、「どこまでを坪単価の計算に含めるか」が異なるためです。
良心的なメーカーは外構費・給水負担金など一軒建てるのに必要な額全てを面積で割って『坪単価』としています。
見かけの坪単価を安く見せたいだけのメーカーは、外構費は別途、ベランダ設置費も別途、雨どいは別途、給水負担金も当然別途、ひどい所になると窓サッシまで別計算と、あれもこれも“別途"としてしまい、見かけだけ安くしたりします。どれも必要な経費なのに。
どこまでを坪単価とするか、坪単価という単位の計算方法に決まりがないため、メーカーのやりたい放題です。国も業界団体も黙認。
また、坪単価25万円!とか広告に書いてあっても、その広告の隅に(※建坪35坪以上の場合)みたいな注意書きが書いてあって、実際はその坪単価じゃ建てられない、というソフトバンクみたいな詐欺まがい商法をしているメーカーも多いので注意が必要です。タマホームとかタマホームとか。(他にもあるけど有名なところだとここ)
坪いくらで考えるのではなく、『この建物を建てるのに全部でいくらかかるの?』で考えてください。
でないと、資金計画が立てられませんから。
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